「申し込みをしたのにお返事がない」
これは、活動を始めて当初は、「ほぼ全員が同じ状況」なのです。
需要と供給のバランスが取れていない層に、申し込みをかけてしまう傾向にあります。
これは通常の心理だと思います。
誰でも、「より良い人と出会いたい」と夢見てしまうものです。
夢見ることはとても良いことですが、外側ばかりに囚われてしまうと、本当の幸せを見失ってしまうのです。
申し込みは、「特別な女性」「特別な男性」へ、一局集中する傾向があります。「素敵な人と出会いたい」という気持ちは大事ですが、目に見える外側の条件にばかり囚われては本末転倒です。
「妥協しているつもり」これも良くあるパターンですが、やはり、たいてい理想を高く見積もり過ぎているのです。
何より大事なのは、「人柄」や「フィーリング」です。
それなしに、良いご縁には成り得ません。
お見合いが成立しない人は、たいてい、見た目、年齢、条件を優先事項に申し込みを繰り返す傾向にあります。
男女関わらず、まるで「自分の不足を補うため」というように、お相手にばかり、高い理想ばかりを掲げている人は多いのです。
「異性は自分に幸せを与えてくれる存在でなければならない」と、他力本願なのです。
これは、大きな考え違いです。
相手にも喜んでもらいたい、異性にも幸せになってほしいという気持ちなしに「愛」は実現しません。幸せは与えられるものではなく、二人で創っていくものですし、日常の小さな喜び、幸せに、感謝、感動できる「幸せセンサー」を意識的に働かせてこそ感じられるものです。
逆の立場で考えると、「不足分を補ってほしい」。そんなの困ってしまいますよね。
【女性の場合】
10歳近く年上の男性からお申込みを受けると困惑するという方がほとんどです。そういう状況に絶望するという方までいます(せっかくのお申込みに、あまりにも失礼な話ですが)。
ご自身の年齢に関わらず、同年代か、年下の男性との出会いが妥当な線だと感じています。
【男性の場合】
実は、年上や同年代の女性からのお申込みを、内心嬉しくないと感じる男性が多い。これが事実です。
男性の年齢が、30歳以上になると徐々にこの傾向が表れ始め、35歳以上になるとそれは、顕著になり始めます。
年上の女性から申し込みがあるといつもは押さない「お断りボタン」を大急ぎで押す方が半数程いらっしゃいます。
【問題点】
上記のようなケースでは、異性の視点が抜け落ちていると、「何故受けてもらえないのか?」と深刻になることです。
あまりに客観的すぎるのも考え物ですが、少しの客観性はどんな時でも大事なものです。異性に寄り添い理解することが大事です。
楽しいはずのお出会いで、いつも苦しみ悶えている人たちを見受けますが、まるで、自分の利益を守るために、異性と戦い、やっつけあっているかのように見えてくることがあります。当然のことながら、そういう心境でいるならば、異性と心通わせることなど不可能です。
出会えないことに悲観的になるのではなく、出会える人と出会い、その中から「お互いに寄り添いたい」と思える人を探し出す。これがご縁を繋げる唯一の方法です。
ご自身の希望の層に申し込むのはもちろんOKです。もし受諾率が低い場合には、希望の層+アルファで層を広げ、「ご自身の希望」と「異性の希望」の落としどころはどこなのかを探っていきましょう。
諦めることなく、申し込みたいと思える人に申し込みを続けていると、実際、思いがけないような素敵な方と出会えることもあります。
素敵な出会いは、希望が膨らみ、モチベーションアップにもつながります。
感謝を持って、出会いに臨みましょう。
ここで予め覚悟しておいてほしいことがあります。
お相手にも大きな期待や希望があります。
その上、ご自身が気に入ったお相手というのは、他の方からも望まれるお相手である可能性があります。
つまり、競争率が高いのです。
そこでうまく行かない場合に、
ショックを受けてしまう。
あるいは、
「より素晴らしい人と出会いたい!」と「もっともっと!」と貪欲に陥っていく
そんな人が多いのも実情です。
繋がらないご縁もありますが、素敵な出会いを通して得るものや学ぶことはたくさんあります。
なのに、思い通りにならないことに、絶望したり、憤ったりするというのでは、もったいないことです。
男女とも、感謝のない姿勢、独りよがりの姿勢では、決して幸せは掴めません。
本当に幸せになるとはそういうこととは実は遠くかけ離れているのです。
一人相撲の状況を延々繰り返し自滅していくのみです。
逆に、出会いに感謝し、夢を育んでいける人は、男女とも、本当に素敵です。
お出会いを続けている内に、元々持っている素晴らしい人間性がより磨かれ、その人に相応しい素晴らしい出会いを手にするものです。
仲人もそうなのです。常に、希望を胸に感謝の心を持ち前に進んでいく。そういう人を心から支えたいと思いますし、自分自身もそうありたいと思うのです。
お出会いで一番大事なのは、お二人の人柄、そしてフィーリングがしっくりくるかどうかというところです。
それでいて、初めて、寄り添いたい、相手を理解したいという気持ちにもなれるのです。
実際、写真やプロフィールで知れる情報は、ほとんどあてにならないことの方が多いものです。
条件よりも大事なのは、お互いに好感を持てるとか、気持ちが合うかどうかというところです。
実際に会って、お話して、確かめてみるのが一番です。
高望みしている異性
今は事情があって新たなお出会いができない。
システムを見てすらいない。
などのお相手も一定数いることを考えてみてください。
同性も同様に、高望みのお申込みに終始している人が8割です。
ということは!
「受諾率は数少ない」という事実を把握した上で、ダメで元々!
と、気負わずに、着実にお申込みを実行できる人だけにチャンスが回ってくるのです。
気楽に、淡々と「数を打って確率を上げる」ことをしていけばOKです。
幸せの種まきを欠かさない人には、幸せの芽が一つ、また一つと芽生えてくるのです。
ここで立ち止まっていてはつまらない。
その芽を大きく育てていくという大事な作業が待っています。