オンラインでの御挨拶について。
まず、心構えを頭に入れましょう。
また、本来ならば持参すべき手土産についても
慌てないよう、ご準備ください。
■オンラインでのご両親への結婚ご挨拶~心構え~
オンラインでのご挨拶について
ご理解のある親ごさんばかりではありません。
物理的な部分ももちろんそうですが、
心理的な抵抗を感じてらっしゃる場合もあるでしょう。
このご時勢です。
おふたりにしてみれば、オンラインでのご挨拶は
親御様に配慮してという部分が大きいはずです。
親御様も、そう分かっていても、内心、複雑な心境をもたれるケースもあるでしょう。
本来なら、ご挨拶に直接伺って結婚の許しを頂くところ。
そういう意識が強い親御様がいらっしゃっても不思議はありません。
了解を取り付けたから納得済みと考えず、
誤解や齟齬のないよう、しっかりお伝えすることが大事になってきます。
ご両家お揃いの場合は、特に留意が必要です。
ご両親に安心・納得いただけるよう、好印象となるご挨拶を目指しましょう。
スムーズに進めるため、ある程度、お二人で打合せておいた方が安心です。
どんな会話が必要かチェック、またある程度の進行を決めておきましょう。
*次回のオンラインでのご挨拶の流れでご挨拶の押えどころをご紹介します。
■手土産について
持参すべき手土産を宅配便などでご挨拶の前日までにそれぞれのご実家へお送りしておくと安心です。
慌てないよう、お早めに、各ご家庭のお好みをリサーチしご準備なさると良いでしょう。
【ご挨拶の前?後?】
ご挨拶前
手土産はお渡し済みとのことで少しばかり安心できるかもしれません。
ご挨拶後
あらためて感謝の意のお礼状を添えてお送りする方もおられます。
前に、それとも後に?どちらでも良いでしょう。
どちらがしっくりくるか、おふたりでご相談なさって良い方になさってください。
【のし紙について】
最初のご挨拶時のみ、のし紙を付けるのが一般的です。
(のし紙不要との考え方もありますが、有った方が通常は礼儀正しい印象になると思います。)
【一般的な例】
表書き
御挨拶
のし種類
結び切り
(のし種類:「蝶結び」を勧めるお店もあるが「結び切り」が主流)
お名前
お2人連名(直接持参する場合は記名不要)
【お礼の言葉を頂いた際の模範の会話例】
オンラインでのご挨拶やおふたりのご結婚についての
ご理解へのお礼をお伝えしましょう。
「こちらこそありがとうございます。本来は持参すべきところ、このような形を取らせて頂き恐縮です。状況が落ち着き次第、直接ご挨拶に伺いたいです。」
とお伝えできればパーフェクトです。
ご自身のお言葉でお伝え頂くのが吉ですが
ノープランでは失礼に当ることも。
ご両親に安心感と好印象を持っていただける挨拶とは?
以下は、森山の考えた模範例です。
お読み頂いて、ご自身のご挨拶としては、
どういった内容が相応しいのかを考えてみてください。
言葉は丁寧に、あまり緊張しすぎず、リラックスして臨みましょう。
【自己紹介】
まずは、自己紹介、お名前フルネーム、お礼、ご挨拶を述べます。
「はじめまして、〇〇□□と申します。」
「今日はお時間を頂戴しありがとうございます。」
「本日はどうぞよろしくお願い致します。」
【この度のご対応への感謝】
今回のイレギュラーなご挨拶形態についてご理解への感謝。
「本来なら、直接伺って結婚のお許しをお願いすべきなのですが時節柄、このようにオンラインでのご挨拶にてご理解を頂き感謝です。誠にありがとうございます。」
【改めて伺いたいとの意向】
「コロナが収まり安心できる時期にはあらためてご挨拶に伺いたいと思います。」など。
【結婚の了承のお願い】
「結婚の報告」では納得できない親御さんもおられます。
ですので、「結婚の報告」ではなく、「結婚の了承を得るためのご挨拶」という意識で臨むと間違いありません。
「二人でこの数か月絆を確かめ合ってきました。」
「2人で力を合わせて皆さんに喜んで頂けるように頑張ります。」
「どんなことがあっても2人で乗り越えようと決意しております。」
「二人の結婚を了承頂きたく思います。どうぞよろしくお願い致します。」
などと深々と頭を下げましょう。
ご両親のどちらかのお言葉を待ちましょう。
ここまできっちりとしたご挨拶求めておられる親御さんばかりではありませんが、信頼度を高めるにはしっかりとしたご挨拶がおすすめです。
【今後の流れについて】
入籍や引越しなどの予定、お式をどうするのかなど、おふたりで事前に打合せして、お答えできるようにしておきましょう。
まだ、検討中の件については、
「まだ検討中ですが、もしこういう風に出来たら良いなと2人で話しています。」
などと前向きに考えていることが伝わるように、しっかりお答えしましょう。